増田ジゴロウ降板・・・ガチャピンは降板なんてしないのに・・・ | 「九紫火星」製作委員会

増田ジゴロウ降板・・・ガチャピンは降板なんてしないのに・・・

今週でジゴちゃん出演は、おしまい。(あ、ペパーもね) 【TVK番組オフィシャルページ】

ファンの皆様へ 【増田ジゴロウ他saku sakuキャラの作者であるDice-kさんのブログ】

>昨日の晩、番組ホームページでジゴロウ・ペパー(ご意見番)が出演終了という事を知りました。(中略)結局、何の知識もないまま 上の人間が著作者との契約を拒み続け次から次へと他企業と契約をし法的につじつまが合わなくなったので個人を潰そうといったむちゃな働きをしたからです。(中略)ボクが実家に帰っている間に勝手に知らないオヤジに著作権あげるような馬鹿なことは、もうやめて下さいね。それと、法務部を早くつくって下さいね。法務部が無かったおかげで、この3年間まともな話がだれともできなかったよ。どんな契約をしてきたことさえ教えてくれなかったし。


知る人と知る、テレビ神奈川(TVK)の音楽情報番組「sakusaku(サクサク)」。モデルで歌手の木村カエラと、マペット(中に手や腕を入れて操る人形)の「ジゴロウ」が個性的なトークを繰り広げるというスタイルで、地方局発信の番組としては、北海道テレビ(HTB)の「水曜どうでしょう」に匹敵する知名度と人気を誇っている。そんな「sakusaku(サクサク)」にて一大事件が発生した。


司会進行役のマペット「増田ジゴロウ」が、権利関係のゴタゴタから、6月いっぱい(放送は7月1日まで)で降板するとのとこ。「増田ジゴロウ」のほかにも、マペットである「ご意見番(ペパー)」も同様。


2ちゃんねるを始め、マペットの作者であるDice-kさんのブログなどの情報を総合すると、ジゴロウというキャラクタを巡る商品化などに伴う権利関係をTVKがおざなりにしてしまい、結果として収集がつかない・番組に登場し続けられない状態(権利自体が他社へ移ってしまった?)になってしまったようだ。

ちなみに、「ジゴロウ」の商標は、バンプレストが2002年に出願、2003年8月に登録済み。


このゴタゴタは、今年発売した番組DVDが当初の発売予定日直前になって延期されたり、番組の一部が急遽差し替えになるなど、表面化しつつあったが、結局、最悪なカタチで終結(収束)することになってしまったようです。


地上デジタル放送化に伴う多額な出費を迫られている地上波テレビ局、特に地方ローカル局にとっては、広告(CM)収入だけではなく、新たな財源の確保が求められています。そんな中、自前のキラーコンテンツをもつことは、非常に有効です。「水曜どうでしょう」を製作したHTBは、DVDや写真集の売り上げにより、局自体の収支にも、非常に良いプラスの結果を与えています。


今回の「増田ジゴロウ」降板劇は、TVKにとって、非常にマイナスになることは確実でしょう。たかが、1番組に出てくるキャラクターではありますが、フジテレビでたとえれば「ガチャピン」なわけです。これを失ってしまうことがどれほどの痛手となるかは、「ガチャピン」(関連商品)の活躍を見れば容易に想像がつきます。


知的財産権の問題も同様ですが、今後のビジネスにとって『権利』というものが、非常に重要なファクタなのだと、あらためて感じさせられた一件でありました。

タイトル: saku saku Ver.1.0